Shir Bargil Studioは、イスラエルのテルアビブにある温かみのある仕上げと自然光の入るLaminarのオフィスをデザインしました。
LAMINARのオフィスは、テルアビブのYitzhak Sadeh通り6番地の「ツインタワー」にあり、1,500平方メートルの広さを有しています。
LAMINARは、顧客のデータを保護するソフトウェアを開発するハイテク企業です。同社のData Security Posture Managementソリューションは、クラウド上の機密データを自動的に発見・分類し、露出したデータや設定ミスを警告するものです。
オフィスのデザインコンセプトは、会社の本質とアイデンティティから導き出されたものです。このコンセプトは、スペースの分割からカラーパレット、大工仕事、家具の選択に至るまで明示されています。
プログラム上の要件は、オープンスペースでのワーキングステーションの使用を避け、ワーキングチームに応じた座席を維持することでした。そのため、オフィスは目に見えるパブリックスペースとは異なり、静かで機能的なプライベートスペースとして設計されました。
また、全従業員が集う場を設けることも課題のひとつでした。そのため、レセプションエリアとカフェテリアはモジュール方式で設計しました。シーティングエリアを最大限に活用するため、空間を取り囲むようにユニークなソファをデザインし、小型で可動式のダイニングテーブルを配置しました。また、ゲストを迎えるエントランスのソファは、3つのパーツに分割して形を変えることができ、カフェテリアの集いの場となるようデザインされています。
スタジオは、ブランドを表現し、そのコアバリューを空間のさまざまなエリアに抽象的に変換するデザイン戦略を選びました。快適で居心地の良い家具と暖かく深みのある色の組み合わせは、緑と自然の植物を組み合わせた家のような感覚を可能にします。これらにより、働きやすく、心地よく滞在できる空間と場所を創り出しました。