ID21 は、シンガポールのAmadeusのオフィスを素晴らしい眺望を活用し、デザインしました。
海の見えるスペースでパソコンで仕事をすることを想像してみてください。休憩が必要なときは、近くにあるコーヒーバーやプールテーブル、フーズボールテーブルに足を運び、簡単にくつろぐことができます。それだけではありません。気分が変わったら、オフィス内の別の場所で仕事をすることも可能です。いいことずくめだと思いませんか?アマデウス・シンガポールのオフィスへようこそ。
ここでは、柔軟性が重要です。そのため、社員専用のデスクはなく、各部門専用のゾーン(インテリアデザインでいうところの「ネイバーフッド」)だけがあります。そうすることで、例えば財務や人事の担当者と話がしたいときでも、どこに行けばいいのかがわかるようになっています。
さらに、新しいオフィスでの道しるべとなるように、部屋の色分けも行いました。一般的な会議室はアマデウスのコーポレートカラーの青を基調とし、小さなディスカッションエリアは落ち着いたグリーンで覆われています。また、装飾壁や防音効果のある吊りパネルも同じ色調で統一されています。
集中したい時や静かな場所でくつろぎたい時には、「ライブラリー」と名付けられた特別な部屋が用意されています。ここでは、携帯電話の電源を切るかマナーモードにすることが奨励され、大きな声での会話は禁止されています。読書コーナーや集中できるポッド、広々としたワークテーブルなど、誰にとっても使いやすい空間が用意されています。
このオープンコンセプトのワークプレイスでは、「外を取り込む」ことを目的とした自然からインスパイアされた要素も強く印象に残ります。レセプションエリアでは、アジア太平洋の地理が描かれた苔の壁が訪問者を迎え入れ、オフィス内の他の場所ではプランターやハンギングリーフリージが落ち着きを与えています。また、可能な限り、環境に配慮した家具や仕上げ材を使用しています。
選択肢と柔軟性を提供することに重点を置いた人間中心の設計アプローチにより、環境に配慮するだけでなく、コラボレーションと生産性を促進する職場環境を完成させました。