Heineken(ハイネケン)のモルトハウスのオフィス – アイルランド,コーク

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Heineken(ハイネケン)のオフィス - アイルランド,コークの受付/エントランススペース

マコーリー・デイオーコンネル・アーキテクツ(以下MOD)は、アイルランドのコークにあるハイネケンのオフィスをデザインするため、歴史的なモルトハウスの骨組みを再利用することに取り組みました。

1856年、コークの商人王朝のひとつであるマーフィー家は、リー川の北側に醸造所を設立しました。レディーズ・ウェル醸造所は、ライトリム通りにある18世紀の孤児院の敷地内に建設された。この名前は、近くの丘にある神聖な井戸に由来し、奇跡的な治癒効果があると信じられていた。

1983年、ハイネケンインターナショナルがこの地を取得しました。1890年に建てられたモルトハウスは、現在、醸造所のオフィスとして使われています。ダブリンにハイネケンの新しいオフィスを建設した後、MDOはモルトハウスの改修を依頼されました。このプロジェクトでは、ワークプレイス戦略の観点から、建物の完全な修繕を行いました。この建物は、元々麦芽(モルティング)させるためにトウモロコシを広げるために使われていたため、天井高が低く、何階もある建物でした。MDOは完全なBIMモデルを構築し、建物内の動線が悪く、フロア全体が十分に活用されていない箇所を示しました。その結果、フロアを丸ごと撤去するという抜本的な提案がなされました。これにより、建物中央部の1階と2階の間に、ドラマチックな2層構造のオフィスが新たに誕生しました。このスペースは、オフィスの新しい中心部にある新しい受付エリアを形成するために拡張され、顧客サービスチームを隣接するビルから職場の中心に呼び戻しました。

この工事の一環として、MDOはモルトハウス内のオフィススペースのすべてのエリアへの完全なバリアフリーを実現することができました。内部にでは、この改修により、自然光が降り注ぎ、フロアからフロアへのスタッフの移動がスムーズに行えるようになり、環境が一変しました。これにより、この建物が活気に満ちた歴史的建造物として、将来も存続していくことが示唆されています。

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