ゲンスラーは、カリフォルニア州ロサンゼルスにある世界的な動画共有ソーシャルネットワーキングサービスTikTokのオフィスデザインを手がけました。
モバイル短編動画のリーディングカンパニーであるTikTokは、非常に協調性があり、クリエイティブな人材、インフルエンサー、コミュニティのための新拠点を作るためにゲンスラーにオフィスデザインを依頼しました。プロジェクトチームは、Aクラスのオフィスビルを設計し、5階建て12万平方フィートのワークプレイスを設計しました。この新しいワークプレイスは、TikTokのコミュニティ、包括性、喜びの精神を体現すると同時に、エンターテインメントとテクノロジーの成長企業として、米国での存在感とロサンゼルスへのコミットメントを確固たるものにしています。
このデザイン計画の中心はカフェでした。ゲンスラーのデザインにより特大のブース席、コミュニティフォーラム用の大型観覧席、あらゆるタイプのイベントや催しをサポートする多様な座席配置など、カフェは活気に満ちたソーシャルハブとなっています。
2,250平方メートルの1階ロビーはミニマルなデザインで、イベントや発表会、ギャラリーのオープニングなど、TikTokのさまざまなコミュニティに対応できる、ワークプレイス内の適応性の高い会場となっています。中央の80フィート長のテックウォールは、通行人から見える広告塔であり、TikTokのコミュニティが作品を展示するためのキャンバスでもあります。
プライベートな仕事や集中ワークのためスペースは共有されたチームスペースのまわりにつくられています。スタッフはカフェからラウンジ、会議室からワークステーション、そしてコラボレーションハブへとシームレスに移動することができます。また2階建てのカンファレンスルームを含む3つのサイズのミーティングスペースがあり、広いコミュニティスペースに面しています。5つのフロアにまたがるピンクの階段は、垂直方向のつながりとコミュニケーションを促進するためにデザインされました。
カラフルな壁画がいたるところにあり、TikTokの魔法にインスピレーションを与え、命を吹き込みます。カフェの天井には、ロサンゼルスの地図が描かれた照明が設置されています。このような芸術的なローカライゼーションは、ペイントされた壁画、電子キネティックLEDウォール、地元のアーティストがキュレーションした3D彫刻という形で、スペース全体に調和しています。