Roarは、アブダビにあるThe Supreme Council for Motherhood & Childhoodのオフィスをデザインしました。大人も子どもも快適に過ごせる機能的なワークスペースを作ることに重点を置き、首長国の伝統的な職人技を取り入れ、さまざまなスタイルやカラーを取り入れました。
アラブ首長国連邦のアブダビにあるThe Supreme Council for Motherhood & Childhood(SCMC)のオフィスを、ロアーが様々なスタイルとカラーでデザインしました。
インテリアデザイン・建築スタジオのロアは、アラブ首長国連邦のSCMCのアブダビオフィスをデザインしました。この組織は、この地域のすべての母親と子どもの福祉と発展を促進することを目的としています。
隣接する敷地内に建設された既存の女性連合本部を補完する、快適で調和のとれた機能的なワークスペースを作ることが求められました。3階建てで、大人から子供までが快適に利用でき、SCMCの現在のチームと将来の拡張に対応できる環境であることが必要でした。1階には、受付、展示スペース、中2階付き講堂、子供用託児所、ジム、トレーニングルームがあります。1階には、個別にデザインされた会議室、図書室、大きなイベントスペースがあり、2階には上級管理職のオフィスと役員会議室があります。
1階のレセプションエリアは、首長国の伝統的な屋外中庭を模してデザインされています。アーチや座席のあるアルコーブには、バイオフィリアだけでなく、柔らかいグラデーションの壁紙が用いられ、空間の雰囲気を一変させ、来客を迎える瞬間に印象深い時間を演出しています。遊び心に溢れ、大人から子供まで、様々なニーズに応えられるような職場環境へと導かれます。
天井にはヤシの葉を使った伝統的な織物技法を使用し、デザインには砂漠の風景をイメージした構造物を配置するなど、首長国の伝統的な職人技を取り入れた空間になっています。レゴの壁やサドゥのテディベア、クライミングウォールなど、縦にも横にも遊べるようなデザインにしました。
1階はメインのオフィススペースで、シームレスなオープンオフィス、半透明のミーティングルーム、リサーチや集中、リラクゼーションの為のライブラリーがあります。
2階の執務室には、オーダーメイドのデザイン要素とよりフォーマルなトーンを取り入れることで、遊び心という全体的なテーマにエレガンスを導入しています。
SCMCの新しいオフィスは、ドバイを拠点にサステイナブルなインテリアを専門とする施工業者、サマータウン・インテリアズとのパートナーシップにより実現しました。