マイクロソフトは、都市に着想を得て、45,000平方メートルのヘルツリーヤのオフィスの2フロアすべてをダウンタウン、ミッドタウン、アップタウンと異なるセクションで構成しています。
Gindi StudioとGSArchは、イスラエルのヘルツリーヤにあるマイクロソフトのオフィスに、仕事とコラボレーションのための多階層の空間を共同でつくりました。
私たちは都市を作りたかったのです。本物の都市を作りたい。インダストリアルデザインを特徴とするダウンタウン、折衷的な特徴、ポップアートの特徴をもつミッドタウン、外観が中に入るデザインのガーデンフロア、ブティックホテルを思わせるボーホーシックのデザインのアップタウンと、2フロアごとに異なるデザインをすることにしました。それぞれのスタイルは互いに共鳴しながらも、建物内の方向性や面白さ、多様性の源となっています。内部には、4階建ての開口部を2つずつ開け、アトリウムと呼ばれる建物内部の垂直通路を設け、人々がひとつのフロアとしてではなく、ひとつの建物、ひとつのキャンパスの一部であると感じられるようにしたのです。
2つ目のインスピレーションの源は、テルアビブのバウハウス、ホワイトシティなのです。その美学と可塑性は、近隣のさまざまな幾何学模様や「ストリップ」ウィンドウに反映されています。
プロジェクト全体は、パブリックスペース(街のメインストリート)と、小さく親密なワークプレイスの組み合わせで構成されており、その柔軟性は大きく、いつでもその位置を変更することが可能です。
結果は壮大なもので、建物全体がいわば歌のようになっているのです。様々なスペースの間を縫うように走るストーリーは、居住者にコラボレーションと創造のための様々なソリューションを提供します。私たちは、こうしてこの建築への憧れを創り出したのです。