STUDIOS Architectureは、カリフォルニア州サンフランシスコにあるLyft本社のために、楽しい色彩とユニークなパターン、そして思慮深い空間を設計しました。
Lyftは長さ1.5kmの2棟のビルを並列に使用し、STUDIOSチームは複数の段階を経て、一連のバラバラなスペースをひとつにまとめ、統一感のある体験を生み出し、楽しさと発見という企業文化を称える取り組みに乗り出しました。Lyftのコアバリューである「Be Yourself, Uplift Others, Make It Happen」からインスピレーションを得て、カスタムグラフィック、厳選された家具、光、色を用いてブランドを強化しました。
また、サンフランシスコで人気のミニ公園「パークレット」をモデルにしたインナーガーデンを中心に、都会的な街並みをつくるような空間計画を立てました。サンフランシスコのパークレットが都会の喧騒を忘れさせてくれるように、Lyftのパークレットもデスクから離れ、ミーティングや社交、リラックスするための心地よい空間を提供しています。
フットボール場4面分の長さがある建物では、明快でグラフィカルな案内表示が重要です。そこで、ピンク、パープル、ブルー、グリーンのグラデーションを柱や壁に施し、建物内の位置確認や休憩スペース、エレベーターロビーなどの回遊性を高めるための目印としました。 また、暗く閉塞感のあるビルのコア部分に、ウィリー・ウォンカの肖像画を通って入ることができる酒場や、隠れライブラリー、ゲームルームなど、驚きと楽しさを演出する秘密の部屋も配置しました。