スペースマトリックスは、インドのグルグラムにあるガートナーのオフィスをダイナミックなパターンとカラーで完成させることを任されました。
Gartner社のR&Dハブを真に人材にフォーカスしたワークスペースにするためのオフィスでの体験とは?
営業会議、クライアントへのプレゼン、体験ゾーン、集中ワークエリアなど、ほとんどのオフィスではワークプレイスデザインはこれらのすべてのニーズにさまざまな程度で対応する必要があります。しかし、時折、ひとつの機能だけに特化したワークプレイス戦略を目にすることがあります。
最近、私たちはグルガオンにあるGartner Centre For Excellenceのために、まさにそのようなユニークな戦略を立てる機会を得ました。実用的で客観的な洞察をエグゼクティブとそのチームに提供する企業として、Gartner社の社員は最大の資産です。そのため、この新しいスペースの構想を練るときに は、より人材に焦点をあてたアプローチをとりたいと考えてい ました。このセンターは、IT、セールス、クライアントサービスを担当する他のハロオフィスとは異なり、社員が仕事をし、新規採用候補者が面接を受ける研究開発拠点となる予定でした。そのため、ワークスペースのデザインは人材重視で、オフィス内での集中作業を中心にデザインされる必要がありました。
集中できるワークスペース
コラボレーションやソーシャルスペースも重要で すが、集中ワークと静かな瞑想はガートナー社の社員が実際 にどのように働いているのかの大きな部分を占め ています。そのためにデザインされた集中ワークゾーンと静かな エリアが用意されています。社員はミーティングやチームセッションの後、このスペースで個人的な作業をすることができます。騒がしい社交場とは一線を画しているため、集中できる環境です。このワークスペースの隣には社員一人ひとりのための小さなキャビネットとロッカーがあり、帰属意識を高め、自分だけの小さなスペースを提供しています。
また、深い集中力を必要とする社員は、クワイエットエリアで気分転換を図ることもできます。このエリアには、音を遮断するアコースティックブースや、視覚的な仕切りのあるシートが設置され、雑念をさらに遮断してくれます。このほか、各エリアには居心地のよいブレイクアウトスペースも用意しました。座り心地のよいソファや籐のブランコ、落ち着いた照明、たくさんのインドアグリーンなど、リラックスして過ごすのに最適なスペースです。
ソーシャルスペースとレクリエーションエリア
ガートナーのワークプレイスカルチャーにおいて、社交的な交流や遊びを通じて人と人との絆を深めることは重要な要素であり、この新しいオフィスでも戦略的に計画・実施されています。受付、カフェテリア、その他主要なソーシャルスペースはすべて1つの専用フロアに収められています。カフェテリアは、最大450名まで収容可能なワイドオープンな空間です。軽量な家具を配置し、移動させることでさまざまな形態に対応できるようにしています。このカフェテリアは、トレーニングルーム、ラウンジ、コーヒーショップに続いています。
各階には「Tech Café」のようなソーシャルハブが2つあります。これらのハブでは、コーヒーを飲みながらカジュアルなミーティングをしたり、同僚と個人的な交流を楽しんだりすることができます。また、会議が必要な場合は、隣接する会議室や電話ボックスで対応します。
コラボレーション・スペース
ガートナーR&Dハブのコラボレーションスペースは、他の多くのモダンなワークプレイスとは異なり、ただ座って、くつろいで、仕事をし、コラボレーションをするためのカジュアルで多目的なスペースではありません。その代わり、各ゾーンは特定のニーズに対応できるようにデザインされています。そのため、対面でのコラボレーションはより目的意識を持ち、集中することができます。