クッシュマン&ウェイクフィールドは、スペイン・マドリッドにあるProsegurのオフィスを設計する際、創造、コラボレーション、イノベーションをテーマにしました。
PROSEGURのCOLABORAプロジェクトの目的は、同社のコーポレートスペースを通じて、働き方に関する哲学を変革することです。機能面では、創造、コラボレーション、イノベーションが、社員間の交流と仕事の改善を可能にするためにワークプレイスが育むべき新たな原動力となっています。
自然採光の最大活用、異なるタスクのための複数の環境の提供、音響の快適性、屋外スペースの最大活用、個人スペースと職場環境の整合性の追求といった要素は、デザインを導くパラメーターのほんの一部にすぎません。
このコンセプトは、世界中のProsegurのビルでプロジェクトを立ち上げる際に、その原則を示すプレイブックを開発することから始まりました。これをもとに、スペイン、ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジル、ドイツの各オフィスでこのモデルを展開しました。
Prosegurは、コーポレートスペースをさまざまなタイプに分類していますが、統一されたコンセプトに従っています。現在、マドリッドとボゴタで実施されているクリエーション&イノベーションセンターであるCo_Studio、製品やサービスのためのイノベーションラボであるCo_Lab、コワーキング哲学に導かれたフレキシブルオフィスコンセプトのCo_Work、シェアオフィスへのアクセスを提供するCo_Xploreがその一例です。
このモデルにより、ワーカーは毎日異なるスペースで、他部署の異なる同僚と同じように役割を果たすことができ、創造性、信頼、ノウハウを高め、体験を通じてブランドへのコミットメントを高めています。
従業員からのフィードバックは目覚ましく、さらにこの新しい働き方に惹かれた優秀な新しいプロフェッショナルを獲得することができました。COLABORAのような取り組みは、会社への忠誠心を高め、人材を惹きつけるモダンな空間の創造を通じて、プロジェクトの「存在意義」である社員の幸福にプラスの影響を与えるのです。