2021年に完成したオフィス
LINEの本社が四谷の新オフィスへと移転しました。今回は、この四谷オフィスの様子をご紹介します。 LINEの「第二創業」におけるオフィス 四谷オフィスのコンセプトは、LINEの「第二創業」におけるオフィス。カフェや託児所、オーディトリアムなど、旧本社にもあった機能を持ちつつ、LINEの第二創業の象徴として社員のベンチャーマインドが醸成されるオフィスを目指しています。 コンセプトに合わせ、インテリアは素材そのものの表情を活かしたものを使用しています。また、組織体の変更に合わせて柔軟に使えるよう、固定された壁を減らし、家具を自由に組み合わせてコワーキングエリアとして使用できるスペースを設けています。それでは、一つ一つの空間についてご紹介していきます。 開放感のあるエントランス エントランス エントランス エントランスに入ると、一面にブリックタイルの壁とLINEロゴが登場。その反対側にあるガラス壁には、LINEの各種サービスの紹介映像が投影されています。CLOVA Friendsなどのプロダクトを展示するエリアでは、ゲストが実際にプロダクトに触れることができます。 来客スペース 四谷オフィスからは赤坂エリアが一望。アクセントとして、いろいろな形、色の椅子を配置しています。テーブルの中央にあるポケットに、コンセントなどのケーブル類を内蔵することができます。 来客スペース 来客スペース ミッションウォール 会議室エリアの中央にあるミッションウォール。ホワイトボード仕様の世界地図になっていて誰でもメッセージなどを書くことができます。 ミッションウォール カフェ 集中力を保つためにも、仕事中には適度な気分転換が欲しくなるもの。23Fにあるカフェスペースでは、美味しいドリンクやランチを購入することができます。休憩時間だけでなく、軽食を食べながら、仕事をするのにも使われる場所です。 ソファ席、テーブル席、ハイカウンターなどの配置をフレキシブルに変更し、多様な使い方ができるのも特徴です。 カフェスペース LINE CARE 困ったことがあればなんでも対応してくれるLINE CARE。「充電ケーブルを貸してもらいたい」「傘...
アクセンチュアのルーマニア、ブカレストにあるオフィスは、コラボレーション、イノベーション、生産性、ウェルビーイングといった新しい働き方を得意とし、ルーマニアの首都における従来の職場環境を再定義するリビングエコシステムを構築しています。 オフィス・ソリューションシステムは、ルーマニアのブカレストにある総合コンサルティング会社としても世界的に有名な企業でもあるアクセンチュア社のオフィスを利用しており、人間とテクノロジーのつながりをテーマに活動してきました。オフィスデザインは、生きた生態系のような環境を実現することを目的としています。 常にヒューマンスケールを意識しつつも個人の成長・発展に重点を置き、仕事だけでなくデジタル時代の新しい生き方を開発、提案していきます。空間構成は、顧客体験と従業員体験の両方に焦点を当てた2つの大きなコンセプトを組み合わせたもので、ヒューマンスケールが空間の定義に重要な役割を果たしています。オフィス内は機能的な設計を意識しました。 従業員レベル、従業員とクライアント間の両方で柔軟な働き方と交流を可能にする一連のエリアを、サーキットのように並べています。機能的な構成は、従業員の意見を尊重し、働き方を自由に選べるだけでなくさまざまなコラボレーションも行えるようにしました。カフェテリアは、ダイニングエリアに加えて、社交、仕事、リラックスのためのスペースも確保しています。ミーティングルームはインテリアにもこだわりを持ち、フォーマル、インフォーマルなさまざまなミーティングのためのフレームワークを提供すると同時に、リラックスや集中するための最適な環境を作り出します。 各スペースの境界は、壁やパーテーションは使用せずに自然の植物を植えたプランターや、木やフェルトの垂直バッフル、カーテンなどを使用して区切っています。むき出しの天井と床を背景に、ビビッドで鮮やかな色彩が特徴的なプランターや自然の植物を用いたセパレーター、自然からインスピレーションを得た流動的なデザインの家具、木製の家具を使用したグリーンフロアの導入など、人と自然のつながりを意識して構成しています。 フロア内の床や構造体、家具はあえて交互に配置することで都会的なアクセントになっています。タイルカーペットと芝生、コンクリート柱、ライトグレーの塗装されたコンクリート天井、...
ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOは、2021年に本社を海浜幕張から西千葉へ移転いたしました。新型コロナウイルス感染症の終息後に、週2出社・週3リモートワークの「新しい働き方」へ移行し、西千葉の街とつながるZOZOの新拠点として、同社ならではの新しい働き方を通じ、新たな価値の創造を目指したオフィスをつくりました。 新拠点となる本社屋は「想像と創造の行き交う街、西千葉」をコンセプト。そんな同社の価値をより多くの人たちへ届けていく、新たな一歩となるのが西千葉の本社屋。 幅広い世代の方々が暮らす西千葉は、文教地区ならではの新しいものや価値観を積極的に取り入れる文化を持ち、さらにあたたかい地域コミュニティもある、緑豊かな美しい地域です。世の中に新たな価値を創り出していく街としての魅力から、同社の新しい拠点として西千葉を選びました。 本社屋の執務スペースは、大きな窓が特徴の開放的なデザインで、本社屋前の街路と同じ高さにつくられています。これは、社員の様子を外から見て感じていただくことで、街と同社のつながりを生んでいきたいという想いが込められています。また、細い木材で編まれた屋根や壁は、まるで着心地の良い服のように社員を包み込み、一つ屋根の下でともに働く一体感を生み出しました。 さらに、オフィス内の随所には、主に国内の若手アーティストによるアート作品が飾られており、ファッションとも親和性が高いアート作品が、社員にインスピレーションをもたらすことを期待しています。同社は、この本社屋を新たな想像と創造の起点にしていきたいと考えています。 近年の働き方の多様化に加え、昨年からは新型コロナウイルス感染症対策の観点でリモートワークが推奨されるなど、オフィスの在り方が変わりつつあります。その一方で、同社は社員同士の対面でのコミュニケーションも引き続き重要だと考え、週2出社・週3リモートワークというハイブリッド型の「新しい働き方」へ移行することにしました。 企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現を、西千葉の本社屋や新しい働き方などを通じてさらに広がることは間違いありません。 建物外観 ワークスペース ワークスペース ワークスペース ワークスペー...
DB&Bは、シンガポールのAmazonオフィスにおいて、グローバルな企業文化とローカルな影響力のバランスを取ることに取り組みました。 アイデンティティの強化大手IT企業のアマゾンが、アジアスクエアの3フロアを占める新オフィスを開設し、シンガポールでの存在感を高めています。 企業文化の発信このオフィスでは、アマゾンの企業文化に強く影響を受けたデザインコンセプトを採用し、シンガポールのローカルなテイストを取り入れることで、アマゾンのオフィスポートフォリオの中で独自のアイデンティティを確立しています。内部廊下には、アマゾンのリーダーシップの原則と、アマゾンの歴史を物語る力強い環境グラフィックが施されており、地球上で最も顧客志向の強い企業、最高の雇用主、最も安全な職場であることに誇りを持っています。 動きの活性化コラボレーションハブやタッチダウンスペースはフロア全体に配置され、社員が自分のタスクに応じて仕事をする場所を選べるようになっています。3階建てのオフィス内には、50のブレイクアウトスペースと5つの大会議室、そして社員がカジュアルなディスカッションやブレーンストーミングができるオープンスペースのディスカッションエリアが点在しています。 ハイブリッドワーカーのために、すべての会議室とトレーニングルームはAV/VCに対応し、遠隔で働く同僚と効率的に接続するためのビデオ会議機能も備えています。 フレキシビリティが鍵アマゾンの拡大する従業員に対応するため、一部のコラボレーションハブには可動式の家具が設置され、新しい従業員を迎えるために簡単にワークステーションを追加することができます。また、新しく加わる社員の数に応じて、家具の一部または全部を別のスペースに移動させることも可能で、スペース全体の美観や機能を損なうことはありません。 ソーシャルハブ同じオフィスに複数の関係者がいるため、交流と関係構築を促進するためのレクリエーションスペースを確保しました。パントリーやコラボレーションハブの近くの廊下には、スクラブル、チェス、スネーク&ラダー、スピン・ザ・ホイールなどのアクティビティが壁面に設置され、十分な壁面スペースを有効利用しています。また、フーズボールやビリヤードのテーブルも用意され、同僚と対戦を楽しむこともできます。 責...
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で想定を上回るような社会変化があり、DeNAとしてもリモートワーク化の加速など、様々な働き方の変革がありました。 リモートワークの積極的な導入でも、高いパフォーマンスを保ったまま事業を運営することができていますが、目的に応じて『集まる場』としてのオフィスの場所は重要性が高いと考えていました。 そのため、多様性のある働き方を実現するために、リモートワークとオフィスワークを適度に組み合わせた働き方が有効であると考えました。 今回の新本社は、リモートワークとオフィスワークの「組合せ」活用を前提に設計しており、平均的には30%程度の出社率を想定して、オフィスの席数を準備しています。 また、オフィスは単なる作業場所ではなく、組織やチームの状況に合わせた「様々な集い方」を叶える場所として設計しています。「様々な集い方」を叶えるために、プロジェクトメンバーが集って働くための協働スペースなど、プロジェクト案件部屋や固定席以外にも多様なオフィス環境を用意しています。 オープンスペース ワークスペース オープンスペース 会議/ミーティングスペース オープンスペース オープンスペース 会議/ミーティングスペース https://www.youtube.com/watch?v=w0TH8d_ty9o
COVID-19の大流行という課題に直面したマイクロソフト社は、シドニーに新しいハイブリッドオフィスモデルを実現し、従業員により安全な働き方を提供しようとしました。 グループGSAは、オーストラリアのシドニーにある最先端のマイクロソフトオフィスを設計するにあたり、テクノロジー、柔軟性、そして自然に焦点を当てました。 パンデミックにより、組織がオフィスの役割を見直す必要に迫られる中、マイクロソフトはシドニー北部にある新しい最先端のオーストラリアのフラッグシップオフィスを公開しました。 1,400人以上のマイクロソフト社員が、シドニー北部で最も高いタワーである1 Denison Stで勤務することになり、シドニー中心部にある技術大手企業のノースライド、オックスフォードストリート、WeWorkのオフィスが統合されました。 世界的なデザインスタジオグループGSAが設計した新本社は、オーストラリアにおけるハイブリッドワークプレースの新たなベンチマークとなるものです。7階建ての10,000平方メートルに及ぶこのワークスペースは、従来のオフィスデザインに反しています。先進のテクノロジーを駆使したコラボレーションにより、いつでも、どこでも、フレキシブルに仕事をすることができます。 マイクロソフトのアジア太平洋地域不動産・施設部門の責任者であるAshish Mehrotra氏は、COVID-19はもはや距離がエンゲージメント、生産性の障壁にならないことを企業に教えてくれた、と述べています。また、「企業文化を発展させるための障壁でもありません。」と述べています。 新たな地平を切り開く マイクロソフトの新しいオフィスは、オーストラリアの最も象徴的な風景を再構築しています。グループGSAのプロジェクトリーダーでもあるPablo Albani氏によると、従来のワークプレイスでは自動的に仕事場が与えられていたのに対し、このデザインではマイクロソフトの社員が自分のデスクやミーティングスペースを発見するために旅に出るようなイメージになっているとのことです。 自然現象が起こる場所という畏敬の念を抱かせる自然のランドマークが、随所に散りばめられています。グループGSAのアソシエイトディレクターでリードデザイナーのJessica Margiottaは、これ...
Builtのシドニーオフィスは、伝統と現代が融合したデザインで、建設と建築の過去、現在、未来を尊重したバランスの良い空間となっています。 オーストラリア・シドニーのBuiltオフィスをデザインする際、fjmtinteriorsはモダンとインダストリアルとのバランスを取りました。 隣接する2つの歴史的建造物、シェリー倉庫と変電所No.164は、歴史的建造物の壁に新たに開口部を設け、階段を連結することで一体化させました。建物と建物の間の狭くて高い空間は、照明付きのシャフトとして残し、配管を露出させることで、オリジナルのレンガ壁をムーディに演出し、予想外の視覚的なつながりと建物の過去の生活を思い起こさせることになりました。 3層のオープンプランのワークエリアと戦略的に配置されたミーティングルームは、チームのコラボレーションと柔軟性を可能にし、高さいっぱいのグレージングがモダンで、ほとんど透明な空間を作り出しています。建築家fjmtstudioとの密接なコラボレーションにより、建物の遺産であるレンガの壁、木製の天井の下地、露出した配管などの全体的なバランスをとることができました。 建設会社にふさわしいインダストリアルな美しさを取り入れ、伝統を尊重しながらも新しいものを取り入れたデザインになっています。コンクリート、再生木材、オーク材の建具、タンレザー、銅のハイライトといった新しい素材は、Built社のコーポレートカラーをさりげなく表現し、既存の伝統的な素材感を補完しています。 また、ワークエリアにはサーカディアンリズム照明、植物、壁面緑化を取り入れ、「リビングブリージング」と呼ばれるファンによるろ過技術により、室内の空気を積極的に浄化し、従業員のウェルビーイングを高めています。さらに、敷地内のジム、広いスタッフ用休憩室、生物親和的要素、利用者の快適性を高める素材が、健康的で望ましい職場づくりに貢献しています。 受付/エントランススペース 会議/ミーティングスペース 会議/ミーティングスペース 廊下 廊下 階段エリア ワークスペース カフェスペース カフェスペース カフェスペース オープンペース ワークスペース ...
アールデコの時代にインスピレーションを受け、優美な曲線とエレガントなタッチを追求したカルティエのバンコクオフィスは、高級ブランドの伝説的な美と職人技の歴史にオマージュを捧げています。オービット デザイン スタジオは、タイのバンコクにある高級ジュエラー、カルティエの新オフィスで、そのブランドレガシーを表現しました。 カルティエのオフィスには2つの課題がありました。1つは、ブランドの伝説的な美と職人技の歴史を表現すること、そしてもう1つは、カルティエの住む世界と彼らのショップが醸し出すラグジュアリーを、スタッフにより深く理解してもらうことでした。 カルティエにとって画期的な時代であったアールデコの時代にインスピレーションを受け、この空間の特徴である優雅な曲線とエレガントなタッチを創り出しました。特注のカーペットは、オフィス全体に流れるようなモチーフを配し、淡い色調の背景にカルティエのアイコンであるパンテールが最後のタッチを添えています。 受付/エントランススペース 会議/ミーティングスペース カフェスペース 会議/ミーティングスペース 会議/ミーティングスペース ワークスペース ワークスペース カフェスペース カフェスペース ワークスペース 廊下
バイオ製薬会社のファイザーは、香港の新しいオフィスの設計を建築・インテリアデザイン会社の Steven Leach Groupに依頼した。 ファイザー香港オフィスは、香港のビジネス一等地であるQuarry Bayに位置し、科学に基づく医薬品のソリューションを継続的に提供する体制を整えています。新しいロゴと並んで、ファイザーのコアバリューの多くが新しいオフィスデザインに統合されています。また、地域社会とのつながりを深めるため、新オフィスのいたるところに地域のユニークな要素がさりげなく取り入れられています。出席率よりも効率性を重視するという科学的に証明された研究に基づいて、ファイザーは活動ベースの仕事モードへと移行し、従来の職場を置き去りにしています。ファイザーは、会社のコアバリューも新オフィスに導入しています。到着エリアは、重要な体験の瞬間と定義され、訪問者にエネルギッシュで革新的な印象を与えるとともに、ファイザーのブランディングを強く印象づけるために、ソフトな歓迎を提供することに専念しています。ライブラリー、マザーズルーム、ゲームルーム、ワークカフェなどのスペースを設けることで、同僚の感情を大切にし、ワークライフバランスを驚異的にサポートします。 また、ウェルビーイングな環境を維持するために、会社の価値観を伝える哲学的な言葉を壁に貼り、同僚に絶えずインスピレーションを与えるような工夫も施されています。新しいオフィスには、さまざまな働き方をサポートするために最適化されたさまざまな場所があります。電話ボックス、ハドルブース、クワイエットルームは、プライバシーと集中力のあるワークプレイスを提供するために設計されています。「新しいオフィスデザインについて、同僚から非常にポジティブなコメントをもらいました。彼らは居心地の良い革新的なデザインに興奮し、一目で気に入ってくれました」と、ファイザーの香港・マカオリードのシニアファシリティマネージャーは述べています。 オフィス内にはバイオフィリックな要素がふんだんに盛り込まれています。オフィスの50%以上がオープンスペースで、外からの自然光を取り入れる機会が多くなっています。電気使用量の削減だけでなく、自然光による温熱効果も期待できます。植栽は、空気環境の管理だけでなく、精神的な健康増進のためにも行...
OPENBOOK Architectureは、ポルトガル・リスボンにあるネスレ社のオフィスにおいて、自然との触れ合いやコミュニティ意識を高めるために、ネスレ・キャンパスをリノベーションしました。 新しいスペースのデザインでは、ランディングゾーン、ソーシャル、ワークプレイスという3つのコアエリアが際立っています。ランディングゾーンでは、キャンパスの各階と2つの棟の区画の中核にあり、自然を内部に取り込み、独特の雰囲気と体験を従業員に与えています。 ビジネスユニットは18のアンカーポイントで構成され、新しいデザインは、既存の建物を最適化し有用面積の拡大を果たしました。より幅広いコラボレーションのためのスペースと循環スペース、ワークステーションの間の距離をより広くしています。 約22,000平方メートルのキャンパス内には、ランニングコースや菜園、「ガーデンボックス」と呼ばれるモジュール式で多目的な建物があり、庭に面していくつかのコラボレーションスペースがあり、屋外でリラックスして楽しむための椅子が設けられている緑地があります。 屋外 オープンスペース 廊下 オープンスペース オープンスペース カフェスペース 会議室/ ミーティングスペース カフェスペース カフェ/レストランスペース 屋外 https://youtu.be/yWuS-4zK-VA
LINEの本社が四谷の新オフィスへと移転しました。今回は、この四谷オフィスの様子をご紹介します。 LINEの「第二創業」におけるオフィス 四谷オフィスのコンセプトは、LINEの「第二創業」におけるオフィス。カフェや託児所、オーディトリアムなど、旧本社にもあった機能を持ちつつ、LINEの第二創業の象徴として社員のベンチャーマインドが醸成されるオフィスを目指しています。 コンセプトに合わせ、インテリアは素材そのものの表情を活かしたものを使用しています。また、組織体の変更に合わせて柔軟に使えるよう、固定された壁を減らし、家具を自由に組み合わせてコワーキングエリアとして使用できるスペースを設けています。それでは、一つ一つの空間についてご紹介していきます。 開放感のあるエントランス エントランス エントランス エントランスに入ると、一面にブリックタイルの壁とLINEロゴが登場。その反対側にあるガラス壁には、LINEの各種サービスの紹介映像が投影されています。CLOVA Friendsなどのプロダクトを展示するエリアでは、ゲストが実際にプロダクトに触れることができます。 来客スペース 四谷オフィスからは赤坂エリアが一望。アクセントとして、いろいろな形、色の椅子を配置しています。テーブルの中央にあるポケットに、コンセントなどのケーブル類を内蔵することができます。 来客スペース 来客スペース ミッションウォール 会議室エリアの中央にあるミッションウォール。ホワイトボード仕様の世界地図になっていて誰でもメッセージなどを書くことができます。 ミッションウォール カフェ 集中力を保つためにも、仕事中には適度な気分転換が欲しくなるもの。23Fにあるカフェスペースでは、美味しいドリンクやランチを購入することができます。休憩時間だけでなく、軽食を食べながら、仕事をするのにも使われる場所です。 ソファ席、テーブル席、ハイカウンターなどの配置をフレキシブルに変更し、多様な使い方ができるのも特徴です。 カフェスペース LINE CARE 困ったことがあればなんでも対応してくれるLINE CARE。「充電ケーブルを貸してもらいたい」「傘...
アクセンチュアのルーマニア、ブカレストにあるオフィスは、コラボレーション、イノベーション、生産性、ウェルビーイングといった新しい働き方を得意とし、ルーマニアの首都における従来の職場環境を再定義するリビングエコシステムを構築しています。 オフィス・ソリューションシステムは、ルーマニアのブカレストにある総合コンサルティング会社としても世界的に有名な企業でもあるアクセンチュア社のオフィスを利用しており、人間とテクノロジーのつながりをテーマに活動してきました。オフィスデザインは、生きた生態系のような環境を実現することを目的としています。 常にヒューマンスケールを意識しつつも個人の成長・発展に重点を置き、仕事だけでなくデジタル時代の新しい生き方を開発、提案していきます。空間構成は、顧客体験と従業員体験の両方に焦点を当てた2つの大きなコンセプトを組み合わせたもので、ヒューマンスケールが空間の定義に重要な役割を果たしています。オフィス内は機能的な設計を意識しました。 従業員レベル、従業員とクライアント間の両方で柔軟な働き方と交流を可能にする一連のエリアを、サーキットのように並べています。機能的な構成は、従業員の意見を尊重し、働き方を自由に選べるだけでなくさまざまなコラボレーションも行えるようにしました。カフェテリアは、ダイニングエリアに加えて、社交、仕事、リラックスのためのスペースも確保しています。ミーティングルームはインテリアにもこだわりを持ち、フォーマル、インフォーマルなさまざまなミーティングのためのフレームワークを提供すると同時に、リラックスや集中するための最適な環境を作り出します。 各スペースの境界は、壁やパーテーションは使用せずに自然の植物を植えたプランターや、木やフェルトの垂直バッフル、カーテンなどを使用して区切っています。むき出しの天井と床を背景に、ビビッドで鮮やかな色彩が特徴的なプランターや自然の植物を用いたセパレーター、自然からインスピレーションを得た流動的なデザインの家具、木製の家具を使用したグリーンフロアの導入など、人と自然のつながりを意識して構成しています。 フロア内の床や構造体、家具はあえて交互に配置することで都会的なアクセントになっています。タイルカーペットと芝生、コンクリート柱、ライトグレーの塗装されたコンクリート天井、...
ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOは、2021年に本社を海浜幕張から西千葉へ移転いたしました。新型コロナウイルス感染症の終息後に、週2出社・週3リモートワークの「新しい働き方」へ移行し、西千葉の街とつながるZOZOの新拠点として、同社ならではの新しい働き方を通じ、新たな価値の創造を目指したオフィスをつくりました。 新拠点となる本社屋は「想像と創造の行き交う街、西千葉」をコンセプト。そんな同社の価値をより多くの人たちへ届けていく、新たな一歩となるのが西千葉の本社屋。 幅広い世代の方々が暮らす西千葉は、文教地区ならではの新しいものや価値観を積極的に取り入れる文化を持ち、さらにあたたかい地域コミュニティもある、緑豊かな美しい地域です。世の中に新たな価値を創り出していく街としての魅力から、同社の新しい拠点として西千葉を選びました。 本社屋の執務スペースは、大きな窓が特徴の開放的なデザインで、本社屋前の街路と同じ高さにつくられています。これは、社員の様子を外から見て感じていただくことで、街と同社のつながりを生んでいきたいという想いが込められています。また、細い木材で編まれた屋根や壁は、まるで着心地の良い服のように社員を包み込み、一つ屋根の下でともに働く一体感を生み出しました。 さらに、オフィス内の随所には、主に国内の若手アーティストによるアート作品が飾られており、ファッションとも親和性が高いアート作品が、社員にインスピレーションをもたらすことを期待しています。同社は、この本社屋を新たな想像と創造の起点にしていきたいと考えています。 近年の働き方の多様化に加え、昨年からは新型コロナウイルス感染症対策の観点でリモートワークが推奨されるなど、オフィスの在り方が変わりつつあります。その一方で、同社は社員同士の対面でのコミュニケーションも引き続き重要だと考え、週2出社・週3リモートワークというハイブリッド型の「新しい働き方」へ移行することにしました。 企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現を、西千葉の本社屋や新しい働き方などを通じてさらに広がることは間違いありません。 建物外観 ワークスペース ワークスペース ワークスペース ワークスペー...
DB&Bは、シンガポールのAmazonオフィスにおいて、グローバルな企業文化とローカルな影響力のバランスを取ることに取り組みました。 アイデンティティの強化大手IT企業のアマゾンが、アジアスクエアの3フロアを占める新オフィスを開設し、シンガポールでの存在感を高めています。 企業文化の発信このオフィスでは、アマゾンの企業文化に強く影響を受けたデザインコンセプトを採用し、シンガポールのローカルなテイストを取り入れることで、アマゾンのオフィスポートフォリオの中で独自のアイデンティティを確立しています。内部廊下には、アマゾンのリーダーシップの原則と、アマゾンの歴史を物語る力強い環境グラフィックが施されており、地球上で最も顧客志向の強い企業、最高の雇用主、最も安全な職場であることに誇りを持っています。 動きの活性化コラボレーションハブやタッチダウンスペースはフロア全体に配置され、社員が自分のタスクに応じて仕事をする場所を選べるようになっています。3階建てのオフィス内には、50のブレイクアウトスペースと5つの大会議室、そして社員がカジュアルなディスカッションやブレーンストーミングができるオープンスペースのディスカッションエリアが点在しています。 ハイブリッドワーカーのために、すべての会議室とトレーニングルームはAV/VCに対応し、遠隔で働く同僚と効率的に接続するためのビデオ会議機能も備えています。 フレキシビリティが鍵アマゾンの拡大する従業員に対応するため、一部のコラボレーションハブには可動式の家具が設置され、新しい従業員を迎えるために簡単にワークステーションを追加することができます。また、新しく加わる社員の数に応じて、家具の一部または全部を別のスペースに移動させることも可能で、スペース全体の美観や機能を損なうことはありません。 ソーシャルハブ同じオフィスに複数の関係者がいるため、交流と関係構築を促進するためのレクリエーションスペースを確保しました。パントリーやコラボレーションハブの近くの廊下には、スクラブル、チェス、スネーク&ラダー、スピン・ザ・ホイールなどのアクティビティが壁面に設置され、十分な壁面スペースを有効利用しています。また、フーズボールやビリヤードのテーブルも用意され、同僚と対戦を楽しむこともできます。 責...
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で想定を上回るような社会変化があり、DeNAとしてもリモートワーク化の加速など、様々な働き方の変革がありました。 リモートワークの積極的な導入でも、高いパフォーマンスを保ったまま事業を運営することができていますが、目的に応じて『集まる場』としてのオフィスの場所は重要性が高いと考えていました。 そのため、多様性のある働き方を実現するために、リモートワークとオフィスワークを適度に組み合わせた働き方が有効であると考えました。 今回の新本社は、リモートワークとオフィスワークの「組合せ」活用を前提に設計しており、平均的には30%程度の出社率を想定して、オフィスの席数を準備しています。 また、オフィスは単なる作業場所ではなく、組織やチームの状況に合わせた「様々な集い方」を叶える場所として設計しています。「様々な集い方」を叶えるために、プロジェクトメンバーが集って働くための協働スペースなど、プロジェクト案件部屋や固定席以外にも多様なオフィス環境を用意しています。 オープンスペース ワークスペース オープンスペース 会議/ミーティングスペース オープンスペース オープンスペース 会議/ミーティングスペース https://www.youtube.com/watch?v=w0TH8d_ty9o
COVID-19の大流行という課題に直面したマイクロソフト社は、シドニーに新しいハイブリッドオフィスモデルを実現し、従業員により安全な働き方を提供しようとしました。 グループGSAは、オーストラリアのシドニーにある最先端のマイクロソフトオフィスを設計するにあたり、テクノロジー、柔軟性、そして自然に焦点を当てました。 パンデミックにより、組織がオフィスの役割を見直す必要に迫られる中、マイクロソフトはシドニー北部にある新しい最先端のオーストラリアのフラッグシップオフィスを公開しました。 1,400人以上のマイクロソフト社員が、シドニー北部で最も高いタワーである1 Denison Stで勤務することになり、シドニー中心部にある技術大手企業のノースライド、オックスフォードストリート、WeWorkのオフィスが統合されました。 世界的なデザインスタジオグループGSAが設計した新本社は、オーストラリアにおけるハイブリッドワークプレースの新たなベンチマークとなるものです。7階建ての10,000平方メートルに及ぶこのワークスペースは、従来のオフィスデザインに反しています。先進のテクノロジーを駆使したコラボレーションにより、いつでも、どこでも、フレキシブルに仕事をすることができます。 マイクロソフトのアジア太平洋地域不動産・施設部門の責任者であるAshish Mehrotra氏は、COVID-19はもはや距離がエンゲージメント、生産性の障壁にならないことを企業に教えてくれた、と述べています。また、「企業文化を発展させるための障壁でもありません。」と述べています。 新たな地平を切り開く マイクロソフトの新しいオフィスは、オーストラリアの最も象徴的な風景を再構築しています。グループGSAのプロジェクトリーダーでもあるPablo Albani氏によると、従来のワークプレイスでは自動的に仕事場が与えられていたのに対し、このデザインではマイクロソフトの社員が自分のデスクやミーティングスペースを発見するために旅に出るようなイメージになっているとのことです。 自然現象が起こる場所という畏敬の念を抱かせる自然のランドマークが、随所に散りばめられています。グループGSAのアソシエイトディレクターでリードデザイナーのJessica Margiottaは、これ...
Builtのシドニーオフィスは、伝統と現代が融合したデザインで、建設と建築の過去、現在、未来を尊重したバランスの良い空間となっています。 オーストラリア・シドニーのBuiltオフィスをデザインする際、fjmtinteriorsはモダンとインダストリアルとのバランスを取りました。 隣接する2つの歴史的建造物、シェリー倉庫と変電所No.164は、歴史的建造物の壁に新たに開口部を設け、階段を連結することで一体化させました。建物と建物の間の狭くて高い空間は、照明付きのシャフトとして残し、配管を露出させることで、オリジナルのレンガ壁をムーディに演出し、予想外の視覚的なつながりと建物の過去の生活を思い起こさせることになりました。 3層のオープンプランのワークエリアと戦略的に配置されたミーティングルームは、チームのコラボレーションと柔軟性を可能にし、高さいっぱいのグレージングがモダンで、ほとんど透明な空間を作り出しています。建築家fjmtstudioとの密接なコラボレーションにより、建物の遺産であるレンガの壁、木製の天井の下地、露出した配管などの全体的なバランスをとることができました。 建設会社にふさわしいインダストリアルな美しさを取り入れ、伝統を尊重しながらも新しいものを取り入れたデザインになっています。コンクリート、再生木材、オーク材の建具、タンレザー、銅のハイライトといった新しい素材は、Built社のコーポレートカラーをさりげなく表現し、既存の伝統的な素材感を補完しています。 また、ワークエリアにはサーカディアンリズム照明、植物、壁面緑化を取り入れ、「リビングブリージング」と呼ばれるファンによるろ過技術により、室内の空気を積極的に浄化し、従業員のウェルビーイングを高めています。さらに、敷地内のジム、広いスタッフ用休憩室、生物親和的要素、利用者の快適性を高める素材が、健康的で望ましい職場づくりに貢献しています。 受付/エントランススペース 会議/ミーティングスペース 会議/ミーティングスペース 廊下 廊下 階段エリア ワークスペース カフェスペース カフェスペース カフェスペース オープンペース ワークスペース ...
アールデコの時代にインスピレーションを受け、優美な曲線とエレガントなタッチを追求したカルティエのバンコクオフィスは、高級ブランドの伝説的な美と職人技の歴史にオマージュを捧げています。オービット デザイン スタジオは、タイのバンコクにある高級ジュエラー、カルティエの新オフィスで、そのブランドレガシーを表現しました。 カルティエのオフィスには2つの課題がありました。1つは、ブランドの伝説的な美と職人技の歴史を表現すること、そしてもう1つは、カルティエの住む世界と彼らのショップが醸し出すラグジュアリーを、スタッフにより深く理解してもらうことでした。 カルティエにとって画期的な時代であったアールデコの時代にインスピレーションを受け、この空間の特徴である優雅な曲線とエレガントなタッチを創り出しました。特注のカーペットは、オフィス全体に流れるようなモチーフを配し、淡い色調の背景にカルティエのアイコンであるパンテールが最後のタッチを添えています。 受付/エントランススペース 会議/ミーティングスペース カフェスペース 会議/ミーティングスペース 会議/ミーティングスペース ワークスペース ワークスペース カフェスペース カフェスペース ワークスペース 廊下
バイオ製薬会社のファイザーは、香港の新しいオフィスの設計を建築・インテリアデザイン会社の Steven Leach Groupに依頼した。 ファイザー香港オフィスは、香港のビジネス一等地であるQuarry Bayに位置し、科学に基づく医薬品のソリューションを継続的に提供する体制を整えています。新しいロゴと並んで、ファイザーのコアバリューの多くが新しいオフィスデザインに統合されています。また、地域社会とのつながりを深めるため、新オフィスのいたるところに地域のユニークな要素がさりげなく取り入れられています。出席率よりも効率性を重視するという科学的に証明された研究に基づいて、ファイザーは活動ベースの仕事モードへと移行し、従来の職場を置き去りにしています。ファイザーは、会社のコアバリューも新オフィスに導入しています。到着エリアは、重要な体験の瞬間と定義され、訪問者にエネルギッシュで革新的な印象を与えるとともに、ファイザーのブランディングを強く印象づけるために、ソフトな歓迎を提供することに専念しています。ライブラリー、マザーズルーム、ゲームルーム、ワークカフェなどのスペースを設けることで、同僚の感情を大切にし、ワークライフバランスを驚異的にサポートします。 また、ウェルビーイングな環境を維持するために、会社の価値観を伝える哲学的な言葉を壁に貼り、同僚に絶えずインスピレーションを与えるような工夫も施されています。新しいオフィスには、さまざまな働き方をサポートするために最適化されたさまざまな場所があります。電話ボックス、ハドルブース、クワイエットルームは、プライバシーと集中力のあるワークプレイスを提供するために設計されています。「新しいオフィスデザインについて、同僚から非常にポジティブなコメントをもらいました。彼らは居心地の良い革新的なデザインに興奮し、一目で気に入ってくれました」と、ファイザーの香港・マカオリードのシニアファシリティマネージャーは述べています。 オフィス内にはバイオフィリックな要素がふんだんに盛り込まれています。オフィスの50%以上がオープンスペースで、外からの自然光を取り入れる機会が多くなっています。電気使用量の削減だけでなく、自然光による温熱効果も期待できます。植栽は、空気環境の管理だけでなく、精神的な健康増進のためにも行...
OPENBOOK Architectureは、ポルトガル・リスボンにあるネスレ社のオフィスにおいて、自然との触れ合いやコミュニティ意識を高めるために、ネスレ・キャンパスをリノベーションしました。 新しいスペースのデザインでは、ランディングゾーン、ソーシャル、ワークプレイスという3つのコアエリアが際立っています。ランディングゾーンでは、キャンパスの各階と2つの棟の区画の中核にあり、自然を内部に取り込み、独特の雰囲気と体験を従業員に与えています。 ビジネスユニットは18のアンカーポイントで構成され、新しいデザインは、既存の建物を最適化し有用面積の拡大を果たしました。より幅広いコラボレーションのためのスペースと循環スペース、ワークステーションの間の距離をより広くしています。 約22,000平方メートルのキャンパス内には、ランニングコースや菜園、「ガーデンボックス」と呼ばれるモジュール式で多目的な建物があり、庭に面していくつかのコラボレーションスペースがあり、屋外でリラックスして楽しむための椅子が設けられている緑地があります。 屋外 オープンスペース 廊下 オープンスペース オープンスペース カフェスペース 会議室/ ミーティングスペース カフェスペース カフェ/レストランスペース 屋外 https://youtu.be/yWuS-4zK-VA