OFFICE TOURS, JAPAN

ホーム › 特集 › 動画の見方

動画の見方

社屋を建てた会社の動画は2分、ビルに移った会社の動画は7分半

2026年9月18日更新 OFFICELOVERS編集部 数え方から見る

自分たちで建てた会社と、できているビルに入った会社。オフィス動画はこの2つで、長さも中身も所在地も分かれます。595本を数えて確かめました。

数え方:当サイトが収録しているオフィス動画のうち、重複を除いた595本(2026年9月18日時点)を対象にしました。 分類は動画タイトルに入っている語だけで機械的に行っています(「社屋」を含む/「移転」を含む/「改装・リニューアル・リノベ」を含む)。 尺は各動画の再生時間、所在地は当サイトが各社公式の会社概要・アクセスページで確認できたものだけです。 再生数や動画の出来は、この記事では一切扱いません。

オフィスの動画は、たいてい何かがあったときに撮られます。建てた、移った、直した。 タイトルにその語が入っている動画を数えると、595本のうち145本(24%)が該当しました。4本に1本です。

尺が3.3倍ちがう

タイトルに入る語本数尺の中央値公式チャンネル
社屋16本139秒(2分19秒)11本
改装・リニューアル・リノベ14本194秒(3分14秒)12本
新オフィス・新事務所・新本社91本269秒(4分29秒)66本
移転38本455秒(7分35秒)34本
(全体)595本225秒(3分45秒)435本

「社屋」の139秒と「移転」の455秒で、3.3倍の差があります。公式チャンネルの比率はどちらも7〜9割で、ほとんど変わりません。 つまり作り手が違うのではなく、撮るものが違うということです。

建てた会社は建物を、移った会社は理由を映す

社屋の動画は、外観から入ります。竣工した建物そのものが主役なので、外を一周して、中に入って、式典があれば式典を映せば終わります。 たとえば大冷工業の四日市支店の動画は251秒で、新社屋「YOUR BASE」の完成式典がそのまま入っています。

移転の動画は、建物が自分のものではありません。だから建物そのものは説明の材料になりにくく、代わりに「なぜ移ったか」が中身になります。 フロアごとのコンセプト、席の決め方、部署をまたぐ動線。人が出てきて話す構成になり、長くなります。

どちらを見るかは、知りたいことで決まります。

  • 建物や設備を知りたい——社屋の動画。短いぶん、外観・階数・駐車場・倉庫といった物理的な情報が密に入っています。
  • 働き方を知りたい——移転の動画。座席の運用や部署の配置など、求人票に書かれないことが話されます。

社屋は東京に1件だけ、移転は8割が東京

所在地まで確認できている会社に限って、都道府県を数えました。

所在地が判明東京都それ以外
社屋(16本)8件1件大阪2・愛知2・北海道1・宮城1・神奈川1
移転(38本)17件13件大阪2・神奈川1・北海道1

社屋を建てた会社で東京は8件中1件、移転した会社では17件中13件が東京でした。 母数は小さいので断定はしませんが、土地を持って建てられる場所と、ビルを借りて移る場所が分かれているという、地価からすれば当たり前の形がそのまま出ています。

会社を調べる側から見ると、これは実用的な話です。 地方の会社を調べていて社屋の動画が出てきたら、その建物はその会社のものである可能性が高い。 東京の会社で移転の動画が出てきたら、その会社は数年後に別のビルにいるかもしれない。当サイトに載っている住所も、そのときは書き換わります。

2026年は45本

公開年ごとに、この145本がどう増えたかを見ます。

公開年全体建てた・移った・直した比率
2021年41本13本32%
2022年42本12本29%
2023年88本22本25%
2024年69本16本23%
2025年102本22本22%
2026年(9月18日まで)211本45本21%

本数は増え続けていますが、比率は32%から21%へ下がっています。 以前は「何かあったとき」しか撮られなかったオフィス動画が、何もなくても撮られるようになったということです。 理由のない、ただ日常のオフィスを映しただけの動画が増えています。調べる側には、そのほうがありがたい。

← 特集の一覧へ